Mac、iPhone、iPad対応

クラウドなしで、どのデバイスにも同じ環境を。

Postfachはサーバを運用していないため、同期を仲介するものがありません。あるデバイスで用意したアカウント、設定、テンプレート、迷惑メールルールは、書き出したファイルか、自分宛てに送るメッセージで次のデバイスに移します。いつ移すかは自分で決められ、何が変わるかは変わる前に確認できます。

メールは、もともとどのデバイスでも同じです。

メールはメールサーバにあり、どのデバイスもそこから読み込みます。メッセージも、フォルダも、開封済みかどうかも、フラグの有無も同じです。この部分は、誰の手も借りずに揃います。

デバイスごとに別々なのは、Postfach自体で設定した内容すべてです。ほかのアプリは、これを自社のクラウドに保存します。Postfachにはクラウドがないため、自分で移すための方法を3つ用意しています。

  • メールサーバからどのデバイスにも届くもの: メッセージ、フォルダ、開封済みとフラグの状態
  • デバイスごとに別々のもの: アカウント、設定、テンプレート、フォルダのアラート、迷惑メールルール、信頼済みの差出人
  • 当社のアカウントというものがないため、新しいデバイスでサインインする必要もありません

移す方法は3つ。

方法によって移せるものが異なります。どの方法でも、変更の前にその内容の概要が表示されます。

移すもの移し方受け取る側のデバイスでは元に戻す方法
環境全体アカウント、設定、テンプレート、フォルダのアラート、迷惑メールルール 書き出して、受け取る側で開くファイル すでにあるものに追加されます。元からあるアカウント、テンプレート、ルールはそのままです 追加されるだけなので、元に戻すものはほとんどありません。それでも、読み込み前のテンプレートは“テンプレートの履歴”に残ります
テンプレートすべてのフォルダとテンプレート 自分のアカウントの1つから別のアカウントに送るメッセージ すべてが一度に置き換えられます “テンプレートの履歴”に、直近の20回分の状態が保管されます
迷惑メールルール信頼済みの差出人と、信頼しない差出人も 自分のアカウントの1つから別のアカウントに送るメッセージ 置き換えられます。送信元にないアカウントのルールは残ります “迷惑メールルールを復元…”に、直近の10回分の状態が保管されます

新しいデバイスには、環境全体を1つのファイルで。

“設定”>“一般”に、“ほかのデバイスに移行”というセクションがあります。そこの“設定を書き出す…”でpostfach.settings.2026-09-15.jsonのようなファイルが1つ作成され、ほかのデバイスの“設定を読み込む…”でそのファイルを読み込みます。ファイルを届ける方法は自由です。AirDropでも、共有フォルダでも、自分宛てのメッセージでもかまいません。

読み込みは追加するだけで、置き換えはしません。変更の前に表示される概要には、追加されるアカウントが並びます。アカウントごとにチェックボックスがあり、パスワードの送信先となるサーバも確認できます。このデバイスにまだないテンプレート、フォルダのアラート、迷惑メールルールも表示されます。デバイスにすでにあるアカウントは、一切変更されません。

  • アカウント(サーバと署名を含む)、設定、すべてのテンプレート、フォルダのアラート、迷惑メールルール
  • パスワードは含まれません。新しいアカウントは“パスワードが必要”と表示された状態でサイドバーに並び、サインインするまでどこにも接続しません
  • 外観などアプリ自体の設定には、概要でオフにしない限り、ファイルの値が適用されます
  • 2台のデバイスで本文が異なるテンプレートは、このデバイスの本文のまま残り、概要に名前が表示されます
  • Postfach連絡先のアドレスは、“Postfach連絡先を含める”を選択した場合にのみ含まれます
  • 古いバージョンのPostfachが対応していない設定は、ファイルごと拒否されるのではなく、その設定だけが除外され、名前が表示されます
iPhoneで書き出したファイルをMacで読み込む前の概要: 追加される2個のアカウントはどちらも選択済みで、それぞれのIMAPサーバとSMTPサーバを表示。このデバイスにすでにある2個のアカウントはそのまま。アラート2個、迷惑メールルール5個、テンプレート39個を追加

テンプレートは、変更のたびに。

いちばんよく変わるのはテンプレートなので、もっと手軽な方法があります。“設定”>“テンプレート”の“テンプレートをメールで送信…”で、自分のアカウントの1つから、ほかのデバイスにもあるアカウントにテンプレートを送ります。受け取ったデバイスでは、メッセージの上にバナーが表示されます。“読み込む…”を選ぶと、変更内容の概要が表示されたあと、そのデバイスのテンプレートが送ったものに置き換えられます。

テンプレートについて詳しく →

  • ほかのメッセージと同じように自分のメールサーバを通して送信され、“送信済み”にコピーが残ります
  • バナーは、メッセージが開封済みかどうかにかかわらず、メッセージを開いたすべてのデバイスに表示されます
  • 自分のアカウント以外から届いたメッセージの場合は、読み込みの前に警告が表示されます
  • 読み込みで置き換えられた内容は保管されます。“テンプレートの履歴”に直近の20回分の状態が残り、どれもクリック1つで復元できます
ほかのデバイスで開いたメッセージ“Postfach templates, 13 Sep 2026”と、添付ファイルの上に表示された“読み込む…”のあるバナー

迷惑メールルールと、信頼済みの差出人。

方法は同じですが、安全策が1つ加わります。“設定”>“迷惑メールルール”の“ほかのデバイス”にある“迷惑メールルールをメールで送信…”で、迷惑メールルールを、Postfach連絡先の信頼済みの差出人と信頼しない差出人とともにメールで送ります。ほかのデバイスでバナーの“読み込む…”を選ぶと、追加、削除、変更される内容の概要が表示されたあと、その両方が置き換えられます。

このメッセージは、どのメールが“迷惑メール”に入り、誰のメールが信頼されるかを決めるものです。そのためPostfachは、自分のアカウントから届いた場合にのみ、読み込めるようにしています。それ以外から届いた場合は、バナーにその旨が表示されるだけで、読み込むことはできません。

2台のデバイスでの迷惑メールルールについて詳しく →

  • メールサーバが差出人を確認できなかった場合は、バナーと概要に警告が表示されます
  • メールを送ったことのある相手は、メッセージに含まれません。各デバイスが、それぞれのメールから読み取ります
  • 受け取る側のデバイスにないアカウントのルールは除外され、送信元のデバイスにないアカウントのルールは、受け取る側にそのまま残ります
  • 読み込みで置き換えられた内容は保管されます。“迷惑メールルールを復元…”に、直近の10回分の状態が残ります
  • ルールを送るまでの間も、ルールの異なる2台のデバイスが競合することはありません。どちらも、メッセージを移動するのは一度だけで、そのあとは何もしません
“Support”アカウントから同じアカウント宛てに送信され、ほかのデバイスで開いたメッセージ“Postfach junk rules, 9 Oct 2026”: 添付ファイルの上に、“迷惑メールルール: 5 · 信頼済みの差出人と信頼しない差出人: 2”と“読み込む…”のあるバナー

移らないもの。

どの方法を選んでも、ファイルにもメッセージにも入らないものがあります。わかりやすい例がパスワードです。ファイルは暗号化されておらず、メールで送られることもあるため、秘密の情報は一切書き込まれません。新しいデバイスでは、アカウントごとに一度サインインします。サインイン情報は、そのデバイスのキーチェーンに保存されます。

  • パスワードと、Microsoftのサインイン情報
  • 信頼した証明書: 新しいデバイスでも、最初のデバイスと同じように改めて確認されます
  • メール: メールサーバから届きます
  • 購入: App Storeから復元できます
  • デバイス自身が行ったことの記録: ルールがどのメッセージを検出したか、フォルダのアラートが最後に通知した日時、テンプレートの履歴

Postfachがしないこと。

同期はしません。自動的に移るものは何もありません。Macで変更したテンプレートがiPhoneに届くのは、テンプレートをもう一度送ったときで、それより前ではありません。また、メールで送ると受け取る側のデバイスの内容が置き換えられるため、いちばん新しい内容のあるデバイスから送ってください。

これは、サーバを持たないことの代償です。Postfachはこれを同期とは呼ばず、正直にそう伝えます。

  • デバイスの内容は、そのデバイスで読み込むまで何も変わりません
  • メールで送るテンプレートと迷惑メールルールは置き換えになり、追加になるのは設定ファイルだけです
  • ファイルは通常のテキストファイルです。パスワードは含まれませんが、アドレス、サーバ名、署名、テンプレートは含まれるため、アドレス帳と同じように大切に保管してください

知っておきたいこと。

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当社は間に入りません

ファイルは自分で運んだ経路を通り、メッセージは自分のメールサーバを通ります。Postfachのアカウントというものはなく、そのどちらかを見ることのできる当社のサーバもありません。

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全体を読み取ってから確認

大きすぎるファイル、壊れているファイル、より新しいバージョンのPostfachで作成されたファイル、名前と中身が一致しないファイルは、何も変更されないうちに拒否され、その理由が表示されます。そのあとで変更内容の概要が表示され、クリックして初めて先に進みます。

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自分で読めるファイル

どのファイルも、postfach.templates.2026-09-13.jsonのように名前に日付の入った通常のJSONです。好きなエディタで開いたり、バックアップとして保管したり、古いファイルと比べたりできます。

Postfachを入手。

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