開封を知られずにメールを読む。
ほとんどのニュースレターと、多くの通常のメッセージには、見えない画像が入っています。メールアプリがその画像を読み込むと、メッセージを開いたことと、その日時や場所が差出人に伝わります。Postfachは、既知のトラッカーをメッセージの表示前に取り除きます。メッセージの画像を読み込むことにした場合も同じです。

トラッキングピクセルとは。
幅も高さも1ピクセルか、サイズがまったくない画像で、差出人が使うメール配信サービスから、受信者ごとに用意された専用のアドレスで読み込まれます。読み込まれた瞬間に、そのメッセージが開かれたこと、その時刻、接続元のIPアドレスが配信サービスに伝わります。画面には何も表示されません。
これは例外ではなく、ごく普通のことです。Postfachの検証に使ったメールボックスでは、サーバから画像を読み込むメッセージ約15,000件のうち、10件に7件の割合で、既知のサービスのトラッカーか見えない画像が含まれていました。
- 目に見えない: 1ピクセル、またはサイズなし
- 受信者本人、または受信者に届いた1通を表す識別子が入ったアドレス
- メール配信サービスが、ニュースレターにも領収書のメールにも入れています
Postfachが取り除くもの。
Postfachは、メッセージを表示する前にそのHTMLを読み、開封を計測するための画像を取り除きます。対象は、Postfachが名前で把握している319個のメール配信サービスやトラッキングサービスの画像と、送信元を問わない見えない画像です。メッセージの画像を読み込むかどうかに関係なく取り除くため、読み込むかどうかを決める前に、トラッカーはすでになくなっています。ブロックした数とサービス名は、メッセージのヘッダに表示されます。
- アプリに付属し、ファイルからアップデートすることもできる、319個のサービスのリスト
- 差出人を問わず、幅も高さも1ピクセル以下の見えない画像
- 見せるための画像は残ります: 区切り用の線や、ダークモード用に隠されているロゴなど
- 差出人の下に、斜線の入った目のアイコンと“2個のトラッカーをブロックしました”の表示
- メッセージをプリントするときも同じです
“リモート画像を読み込む”で読み込むのは、画像だけ。
許可するまで、メッセージは外部から何も読み込みません。1件のメッセージ、1人の差出人、または1つのアカウントについて許可した場合も、Postfachが通すのは画像だけで、外部のスタイルシートもフォントもメディアも読み込みません。リストにあるトラッカーは、HTMLのどこに指定されていても、そのときもブロックされたままです。
- リモート画像はクリックするまで読み込まれません(“迷惑メール”内では常に)
- メール内のスクリプトが実行されることはありません
- Cookieの保存領域はメッセージごとに別々で、メッセージとともに破棄されます
- 開封確認なし: Postfachには開封確認を送信するコードがありません
- リンクが開くのはクリックしたときだけで、メッセージが勝手に別のページへ移動したり、フォームを送信したりすることはできません
ブロックしたものと、自分で決められること。
“設定”>“プライバシー”には、開いたメールからPostfachが取り除いたトラッカーの数と、そのトラッカーのサービス名が、見つかった数の多い順に表示されます。メッセージは、開いたときに1回だけ集計されます。サービスごとにスイッチがあり、オフにすると、そのサービスの画像は取り除かれなくなります。見たい画像が取り除かれてしまった場合や、自分で配信するメールの開封を計測したい場合に使います。スイッチの状態はこのデバイスだけのもので、設定ファイルには含まれません。
- ブロックしたトラッカーの数、該当するメッセージの件数、集計開始日が表示され、“カウントをリセット…”で最初から数え直せます
- “すべての既知のサービス…”: リストにあるすべての名前を検索でき、それぞれにスイッチがあります
- “自分で追加した項目”: 指定したドメインは、その配下のすべてのアドレスとともに、すべてのメッセージでブロックされます
- どのリストにもない差出人の見えない画像も集計されますが、スイッチはありません: 常に取り除かれます
- アカウントごとの“リモート画像を読み込む”と“差出人を記憶”の設定も、ここにあります
リストと、より新しいリスト。
既知のサービスのリストは、アプリに付属しています。“設定”>“プライバシー”の“このリストについて…”で、リストにあるサービスの数、最終変更日、元になったリストを確認できます。アプリの次のバージョンが出るまでの間、より新しいリストはファイルとしてこのページに置かれます。ファイルをダウンロードして、“設定”>“プライバシー”で“ファイルからリストをアップデート…”を選ぶと、Postfachは何かを追加する前に、そのファイルで追加される内容を表示します。
2026年10月8日のリスト → 319個のサービスが含まれています。Postfach 1.6.1に付属するリストと同じものなので、今のところ、このファイルで追加されるものはありません。
- Postfachがリストを取得することはありません: ファイルはブラウザでダウンロードし、自分で選択します
- ファイルは追加するだけです。アプリがブロックするものがファイルによって減ることはないため、どのファイルを読み込んでも、トラッカーが許可されることはありません
- “アプリ付属のリストを使用”を選ぶと、アップデートする前の状態に戻ります
- 誰でも読める通常のJSON: 各サービスの名前と、そのサービスのものとして知られているアドレス
Postfachにできないこと。
メールサービスの中には、すべての画像を自社のサーバ経由で読み込むことで、利用者を差出人から隠すものがあります。Postfachはサーバを運用していないため、これは行いません。読み込んだ画像からは、その時刻とIPアドレスが画像のサーバに伝わります。また、見たい画像に差出人が受信者の識別子を付けていれば、読み込んだ時点で開封が計測されます。Postfachが“トラッキングをブロックする”とは言わず、“既知のトラッカーをブロックする”と言うのはそのためです。
- リストはアプリに付属していて、より新しいリストは自分でアプリに読み込ませるファイルです: Postfachがリストを取得することはありません
- トラッキング付きのリンクの書き換えにはまだ対応していないため、クリックは引き続き計測されます
- 転送するメッセージには、トラッカーが残ります
知っておきたいこと。
デバイスの外には何も出ません
リストはアプリの中にあり、フィルタはMac、iPhone、iPadの上で動作します。確認のために、メッセージや画像のアドレスがどこかへ送信されることはありません。
オープンソースの成果をもとに
このリストは、オープンなライセンスで公開されているApple Mail用のプラグイン、MailTrackerBlockerのリストから始まり、実際のメールで見つかったものを加えて大きくなりました。ライセンス表示 →
アカウントごとに設定
リモート画像を“手動”で読み込むか“常に”読み込むかは、“設定”>“プライバシー”でアカウントごとに決められます。“迷惑メール”内では、常に手動です。トラッカーは、どちらの設定でも取り除かれます。リモート画像について詳しく →